【 USBメモリの仕組み・構造・チップの種類 】

USBメモリの部品の種類

USBメモリの部品は多くはありません。重要なのはメインチップとコントロールチップです。USBメモリの価格はこの2つの部品によって決まるといっても過言ではありません。

USBメモリの基本構造

一般的なタイプはコントローラーと記録用のチップに分けられます。

小さい方がコントローラーのチップです。USBメモリの動作全体を制御します。パソコンに例えるとCPUの役割です。
大きい方がデータ記録用のチップです。データはこのチップに保存されています。コントローラーが故障すると記録チップへのアクセスができなくなります。記憶チップは故障していないためデータの取り出しは可能です。

USBメモリの規格の違い


基板の極について

●USB2.0
1.電流が流れるプラス極。2.黒丸はマイナス極(グランド)3.青矢印が信号が通るマイナス極、3番目の赤矢印がプラス極です。

●USB3.0
1.電流が流れるプラス極。2.黒丸はマイナス極(グランド)3.青矢印が信号が通るマイナス極、3番目の赤矢印がプラス極です。

USBメモリのチップの種類


容量によってUSBメモリに使われている種類が異なります。


●TSOP

黒いチップから配線が伸びているタイプ。8G以下のUSBメモリに使われていることが多い。復旧は容易。安価な金額となります。


●BGA

底面に点々の接続端子があります。16G以上のタイプやSSDに使われていることが多いです。復旧は難しく。金額もTSOPタイプと比べて高額になります。


・TSOPとBGAの比較


●COB

メモリーICとコントローラー基板が一体になっているタイプです。モノリスタイプとも呼ばれます。製造コストは安価ですがデータは大容量となるため金額と難易度が高くなります。

チップの枚数

●1枚とコントローラーチップ


●2枚とコントローラーチップ

基板にはメモリが2枚ついた難解な製品です。バッフローのUSBメモリによく見かけます。二枚のメモリを使う理由はおそらく経費が安く済むからと思われます。二枚と一枚では二枚の方が面倒で余計に経費がかかるのではと思いますよね、実は時代遅れになったメモリは容量の大きいメモリよりはるかに安く入手できます


●1枚だけのチップ

メモリと表示しているこのチッブはメモリとコントローラの両方の機能を組み込んだ一体型です。


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